私は現在、会社勤めをしていますが、
所属している部署ではいろいろな体験をして、考えさせられることがあります。
フリーランスにも音楽活動にもある話ですので、
今回はふたたびこの話をとおして、考えることを展開していきます。
・目標や限界の設定
あらかじめ目標や限界を設定すると、
これからやる行動にいい意味で、セーブをかけることができます。
とくに納期がとても重要なクライアントワークを少なからずやっている皆さんは、
納期に間に合わせるための力の入れ方(修正回数なども含めて)を自覚できるようになります。
自分がどの強みを生かして、どのくらいの時間でどのくらいまでやることが可能であるか、
ベンチマークなどを、前段階としてつけてみましょう。
・掃除の意味
『差別化戦略で小が大に勝てる』
(坂上 仁志・著/ひげ羽扇・作画 ウェッジ)
では、掃除はランチェスター戦略につうじるものがあるとされています。
①範囲を限定し
②時間を限定して
③一点集中する
が掃除をやる時に成果を出すポイントで、この本では具体例として、
①今日は棚の半分だけ
②5分だけ
③一点集中して片づける
が挙げられています。
掃除をして成果を出す体験が、仕事をして成果を出す体験につながるとされているのです。
同時に、「掃除を担う人材がいるからこそ、自分はそれ以外の業務に集中できていたのだ」
と気づきを得ることもできます。
※ランチェスター戦略はここでは、経営戦略の一種です。
「弱者が強者に勝つ」などの表現で知られています。
強者はここではある市場のシェアナンバー1、弱者はそれ以外の競合他社のことです。
・人材のマッチング
細かい違いはたくさんあるものの、求められる人物像には、次の条件が多いです。
・明るい(愛想がいい)
・臨機応変にできる
・機転がきく
・一生懸命仕事ができる
・作業スピードが速い
・丁寧に確実にこなせる
しかし、それらに自分の当てはまらないことの多いのが現実、私自身もそうです。
とりあえずの対策として、
・強みを伸ばすことに集中する
・再自己分析によって、伸ばせる強みなどがほかにないか考える
などが挙げられます。
また、私が臨床心理士さんからお聞きした次の言葉も、参考になるでしょう。
「あれもこれもと複数を同時に改善しようとしていて、逆効果になっている。
ここはあなたの強みだけ改善したり伸ばすことに、絞ってみたらどうか?」
……今回もこうして、会社勤めに学ぶフリーランス術を考えてみました。
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