私は普段、ドラムレスやベースレスで曲を作ることが多いです。
とくにドラムレスは、ドラムの経験がないのと
「これからそういう時代が来る」と聞いた記憶から、そうしています。
ドラムレスやベースレスの曲を作る方法ですが、私の場合は、
代わりとなる音または楽器を、割り当てればいいと考えています。
個人的に、ドラムやベースは「各音色を醸し出す楽器」のほかに、
「リズム楽器」としての一面を持っていると考えています。
「ドラムは分かるけど、ベースもそうなの?」
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
ベースもリズムを作るのに、欠かせない楽器であるのです。
受け売りでファンクを集中的に聴いていた時期が、昔あり、そこからの影響です。
同じく、J-POP 畑出身の私にとって、ドラムはとても大事なものでした。
だから、ドラムやベースの代わりに使う音色や楽器には、リズムを持たせるようにしています。
例を挙げると、現在有料配信で一番人気の曲は、
木琴のような音(楽器)を代わりに使っています。
人気になってきている別の一曲(有料配信)も、
南国風の曲に似合いそうな楽器を代わりに使っています。
これら二曲はほかに(主旋律の)ボーカル(一つ)だけで、
その二つ(二パート)だけで、人気となるような事実を表しています。
比較的自由に楽器でリズムを刻ませ、
時には複数のリズムを組み合わせて、ドラムレス・ベースレスの曲を作る。
これができるのは、私の感覚と、ほかの音楽ルーツとして
プログレッシブやワールドがあるからだと思います。
それでもリズムを残したり、四分の四拍子の中でやるのが多いことは、
クラシカルも私の音楽ルーツにあるからです。
今回はドラムレス・ベースレスの曲を作るのをテーマにしましたが、
最終的にはそれぞれの感覚や音楽ルーツが、とても大切であるのです。