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GarageBand

iPod の GarageBand にある、五種類のベルについて考えてみた

いくつかの記事で、ベルについては書いてきたのですが、
まだほかにも種類があるようですので、ちょっと書いてみることにしました。

ちなみに、今まで書いたベルのおもな印象は、次のとおりです。

●Dreamy Bells
「KEYBOARD」の「Alchemy Synth」の「Mallets」から行ける。
bell「s」と複数形になっていることからも想像できるよう、
エコーとかリバーブとかがかかって反すうする、可愛い・幻想的な・甘い音。

●Sweet Bell
「Dreamy Bells」と同じところから行ける。
エコーとかリバーブとかがグンとおさえめになっていて、パイプオルガンのような響き。
尾を引かせるような甘いベル単体の響きもある。

●Smoky Bells
「KEYBOARD」の「Alchemy Synth」の「Soundscapes」から行ける。
bell「s」と複数形になっていることからも想像できるよう、
エコーとかリバーブとかがかかって反すうする、曇った気だるい感じの雰囲気。

……今回はここに、「Gentle Bells」と「Organic Bells」について、書き加えます。

●Gentle Bells
「KEYBOARD」の 「Synth Classics」から行けます。
「gentle」は「優しい」の意味もあるので、
「Dreamy Bells」や「Sweet Bell」と似たものかと、気になっていました。

そこで、聞いてみると、最初に大きな音で聞いたせいか、意外と強い音でした。
単音で印象づけたり、アクセントをつけたりするのに、合っているかもしれません。

bell「s」と複数形になっていることからも想像できるよう、
エコーとかリバーブとかがかかって反すうする効果もいくらかありますが、

同じ「bells」となっている、「Dreamy Bells」や「Smoky Bells」よりは、
この特徴が、おさえめになっています。

「いくらか響かせて、真っ直ぐ訴えかけてくる音」と表せそうです。

Synth Classics に分類されていることが、
このようなある種のシンプルさから、納得できてきます。

名前は似ていますが、Dreamy Bells や Sweet Bell とはかなり違うもののようです。

Gentle Bells については、次の項目でも書きます。

●Organic Bells
「Gentle Bells」と同じところから行けます。
「organic」は「自然な、自然と起こる、そのもの」のニュアンスがあるそうです。

Synth Classics に分類されていることが、このような名前から、納得できてきます。

Gentle Bells よりは鋭い(強めの)音が出るようですが、
音の印象はつうじるところがあります。

ほかの大きな特徴は、「Dreamy Bells」や「Smoky Bells」のような、
エコーとかリバーブとかがかかって反すうする効果があることです。

個人的に、ワウワウのような雰囲気も感じられてきます。
やわらかさを、包みこむようにほど良く出すようにもとらえられます。

ここまで感じてみて、先ほど書いた Gentle Bells の「gentle」の意味合いに、
新しい個人的な解釈が加わりました。

別の記事で、Dreamy Bells の印象として、
「響きがとてもあるので、似た症状に悩まされている方には合わないかもしれませんが」
と、書きました。

エコーとかリバーブとかがかかって反すうする効果を、これと似たように感じる場合、
Gentle Bells は今、言った効果がより少なくて「優しい、シンプル」であると。

あくまで個人的な解釈ですが、「gentle」の言葉が名づけられた経緯を、
ちょっとだけ想像できそうな気分になってきます。

……このように、今回は iPod の GarageBand にある、五種類のベルについて考えてみました。

すべてプリセット音らしいので、
気になった方は、また機会がありましたら、確認してみてください。

作成者: 橘 木竜(たちばな きりゅう、Kiryuu Tachibana)

まったり風変わりに音楽のハウツーをお届けする、個人音楽レーベル「Blue taste o' sauce record」の中の人。
自作ゆるキャラ「千歳飴モルモットシリーズ(ちもちゃん)」をプロデュースしている、「モルモットの作品の人」でもある。
「Kiryuu Tachibana」のミュージシャン名で、音楽の有料配信も。

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