まず、一つ前と二つ前の記事に関係して、「bell」の言葉が入った、
「Bell String Pad」と「Bell Layers」の音について、印象を書きます。
●Bell String Pad
「KEYBOARD」の「Alchemy Synth」の「Pads」から行けます。
エレクトロニカ(電子音楽)に合いそうな音ですが、
どこか神聖で冷たくて、氷に囲まれたところにいるかのようにも感じるのです。
エコーとかリバーブとかがかかって反すうする特徴が、よく出ています。
このあたりが、今までの「bell」または「bells」の特徴と、重なってきますね。
●Bell Layers
「KEYBOARD」の「Alchemy Synth」の「Synth」から行けます。
「layer」で「層、重なり」を意味し、それが複数あるということになります。
その名前のとおりか、ベル単体を基点に、
何層(何重)にもずれていく、または、ずれている感じです。
エレクトロニカ(電子音楽)に合いそうな音ですね。
今まで使ってきた「エコーとかリバーブとかがかかって反すうする」
の表現とは効果は似ていますが、どうも違うもののような気がします。
……以上、印象を書いてきました。
これらも一つ前や二つ前の記事と同じく、すべてプリセット音らしいので、
気になった方は、また機会がありましたら、確認してみてください。
一つ前・二つ前・この記事で、ベル類の印象を集中的に扱ってきて、
新しく分かったことがありました。
次に書くのは、このことです。
別の記事で、(あくまで個人的な印象ですが、)GarageBand では
黒人音楽(ブラック・ミュージック)的な音が充実している気がすると書きました。
それだけでなく、エレクトロニカ(電子音楽)的な音が充実している気もしてきたのです。
この音楽がよく使われていそうな、「クラブ音楽」的な音、
とも言い換えることができるでしょう。
サウンドパックのラインナップを見ると、なおさらです。
ここもあくまで個人的な印象ですが、昔の音から新しい音まで、
幅広い世代のために、幅広い音を取り入れている感じがします。
昔の音はオマージュやリバイバルなどで、新しい世代も取り入れます。
新しい音は昔の世代も、新しさを取り入れるためなどに使います。
アプリを使う側としては、魅力的ですね。
ある種の音楽に詳しい、または作風にある程度影響している方々には、なおさらです。
ほかにも、クラシカル的な音やワールド・ミュージック的な音、
アンビエント的な音など、いろいろなジャンルの音が見られます。
別の記事で書いた「トイボックス」といった、定番かつ変わり種のサウンドパックもあります。
アプリを使う側としては、やっぱり魅力的ですし、追究の楽しみも増えますね。