私の専門は文章周辺、音楽活動では作詞です。
そのため、かつて文筆家や作詞家を本業にしようとしましたが、適性がないみたいでした。
理由としては、私の文章がキャッチーでなかったことや、
絵や音楽に比べてどこか難しさのある、「文章」と呼ばれた形式の特性からでした。
ほかにも、これは現在の活動にも影響していますが、
報酬を作る才能に適性がないみたいであること、
別の記事でも書きましたが、裏方だとしても、
人とのすり合わせや人の評価などが、本当に……だったことにあります。
作詞は現在、私自身でのシンガーソングライティングの一部として、自由にやっています。
メロディーと言葉を同時に口ずさんで、気に入った言葉や気持ち良く合わさった言葉を、
時に調整も加えることで、作詞することが多いです。
こうできているのは、とてもありがたいことであるのでしょうが、
最初の方に書いた特徴の数々は現在でも残っているので、その代わりとして、です。
作詞のとても大事なところを、試しに書くことにします。
言葉は文字と音に分かれています。
音は音楽のメロディーと、それ以外の音に分けることができます。
音楽のメロディーとそれ以外の音が「実際に歌って確認してみて」、
いい感じに合わさると、歌詞にできそうだと考えられるのです。
詳しくはメロディーの区切れ方や言葉のアクセントなどに対する、
もっと細かい感覚が必要となる場合が少なくありません。
独学でもいいですし、とらわれ過ぎなくてもいいので、勉強が必要となってきます。
話を挟みますが、昔に知った「それぞれの人生で積み重ねてきたもの」が、
現在になって、私のところにとても強く訴えてきています。
これを前提として、話を戻します。
勇気を出して言ってみると、私は芸術に
必要なセンスはありましたが、本業にはなりませんでした。
考え方によっては現在の本業も文章周辺となりますが、クリエイターではないです。
音楽活動も含めた創作活動については、本当にいろいろな意見や議論があります。
とても複雑さを生んでいますが、その原因の一つはおそらく、
「それぞれの人生で積み重ねてきたもの」であるのでしょう。
「私の人生で積み重ねてきたもの」として、私は皆さんへ最初の方に書いた事情が
反面教師などとして、少しでも参考になったようでしたら、とても幸いです。
あの事情は両極端か中間、もしくはその両方に存在しているものだと感じます。
皆さん自身も含めた「それぞれの人生で積み重ねてきたもの」を前提としたうえで、
誰の何を「師」とするか、どうやって手がけるブランディングに関連していくかを、
すり合わせしていってほしいと、考えているのです。